
「急に氷ができなくなった」
「表示部にEが点滅して、E8が出る」
この症状、IM-25M(Mタイプ)ではポンプモーター系の異常が疑いどころです。
本記事では、動画をもとに IM-25Mのポンプモーター交換手順をわかりやすく整理しつつ、最後に「修理より買取が早いケース」まで判断できるようにまとめます。
E8とは?まずは“正体”を確定
取扱説明書のエラーメッセージ一覧では、E8=ポンプモーター異常、内容は「ポンプモーターが回転していません」とされています。
また、Eが点滅した際の注意として
- 電源(漏電遮断器)を一旦「切」にして再び「入」にすると一時的に運転できる場合がある
- ただし 頻繁に点滅する場合は使用を中止する
という趣旨の記載があります。
重要な注意:分解修理は本来“サービス依頼”が前提
同じ取扱説明書内で、異常がある場合はプラグを抜いて販売会社へ連絡すること、またお客様での修理は行わない旨の注意があります。
この記事は「動画手順を文章化して迷いを減らす」目的の参考情報です。
不安がある場合/営業停止の損失が大きい場合は、無理せず業者に依頼してください。
動画解説(2本)
IM-25M ポンプモーター交換に必要な工具
- +ドライバー
- スパナ(または ウォータープライヤー)
あると便利
- タオル(結露・水滴対策)
- 小皿(ビス/ナット紛失防止)
- スマホ(外す前の写真=復旧の保険)
交換手順
0)安全準備
- 運転停止 → 電源OFF
- 可能なら コンセントを抜く
- 濡れやすいのでタオルを敷く(床・電装保護)
1)前面の金属プレートを外す
- ドアを開く
- 本体側の取っ手付近のビス2本を外す
- 金属のプレートを取り外す
→ ここで内部へアクセスしやすくなります。
2)上部を開けて“動画の状態”にする
- 天板を外す
- 白いプラスチックの排水皿を外す
→ ここまでで、動画と同じ作業状態になります。
3)作業性UP:ウォーターバルブを先に外す(任意)
下書きどおり、今回は作業しやすいように
左上についているウォーターバルブを先に外す手順です。
- 「狭くて手が入らない」「工具が当たる」場合に有効
4)ポンプモーターを外す(ここが本番)
外す順番はシンプルです。
- (任意)バルブを外す
- コネクタを抜く
- ポンプを固定しているナットを外す
- ポンプ本体を引っ張って外す
ポイント
- コネクタは“配線を引っ張らない”(ツメを意識して外す)
- ナットは落としやすいので小皿へ
- 引き抜くときに周辺ホースや配線を無理に引かない
5)復旧(取り付け)は逆順+最後に漏れチェック
取り付けは基本的に逆手順です。最後に必ず以下を確認してください。
- コネクタが奥まで刺さっている
- 取り回しがファンや可動部に干渉していない
- 試運転で 水漏れがない/異音がない
- エラー表示が再発しない
E8が出たときの“判断”|交換か?それとも買取か?
E8は「ポンプが回っていない」状態なので、ポンプ交換で直ることはあります。
ただし、次に当てはまる場合は 修理より買取→入替の方が結果的に早いことが多いです。
買取が向くケース
- E8が頻発して営業に影響(止まるたびに損失が出る)
- すでに古くて「今後も別の故障が続きそう」
- 修理見積もりが重い(出張+工賃+部品)
- 直す時間がない/代替機をすぐ用意したい
壊れていてもOK:製氷機の買取査定
「E8が出たIM-25M、直すか迷う」
この段階でも大丈夫です。故障品でも査定できます。
査定が早くなる“送ってほしい情報”
- メーカー/型番(例:ホシザキ IM-25M)
- 症状(例:E8、氷ができない)
- 設置場所(都道府県)
- 写真3点
- 銘板(型番が書いてあるプレート)
- 外観全体
- 可能なら内部(ポンプ周りが見える1枚)
「修理が得か、売却が得か」を最短で判断できるように、こちらで整理してご提案します。
FAQ
Q. E8はリセット(電源入れ直し)で直りますか?
取扱説明書上、漏電遮断器を切→入で一時的に運転できる場合があるとされています。
ただし頻繁に点滅する場合は使用を中止が推奨です。
Q. 自分で交換しても大丈夫?
取扱説明書では、お客様での修理は行わない旨の注意があります。
不安がある場合は業者依頼がおすすめです。
Q. 壊れた製氷機でも売れますか?
状態・型式・年式・外観次第ですが、故障していても買取対象になるケースはあります。まずは銘板と写真で判断できます。
