
飲食店やホテルなど、業務用として幅広く使われる「ホシザキ製氷機」。省エネ性能や頑丈さで知られていますが、長年使用しているとどうしても故障が発生することがあります。
今回は、ホシザキの小型モデル「IM-35TL」で起こったトラブル事例と修理内容をご紹介します。修理のポイントだけでなく、もし修理が難しい場合でも当社では壊れた製氷機を積極的に高価買取しておりますので、あわせてご確認ください。
1. 修理前の症状:電源は入るが動かない、数分でサービスランプ点灯
今回ご紹介するのは、ホシザキ製氷機「IM-35TL」の修理事例です。お客様からは以下のような症状が報告されました。
- 電源は入るものの、一切動作しない。
- 約5分ほど経過するとサービスランプ(エラーランプ)が点灯する。
このサービスランプが点灯する場合、センサー異常や基板上のエラーを示すことが多く、専門的な診断が必要となります。「IM-35TL」は小型ながら安定した製氷能力を持つ人気機種ですが、やはり消耗部品や基板の経年劣化は避けられません。
2. 初期診断:アクチュエーターモータの故障を疑ったが…
サービスランプが点灯する代表的な要因のひとつに、アクチュエーターモータの不具合があります。製氷工程で氷をスムーズに取り出すための部分が正しく動作せず、エラーを起こすケースです。今回も最初は「アクチュエーターモータが原因ではないか」という仮説を立てていました。
実際、アクチュエーターモータが動作不良を起こすと、製氷が始まらない・氷が落ちないといったトラブルにつながります。しかし、点検を進めるうちに、より深いところに原因がある可能性が浮上。モーター自体ではなく「そもそも電源が基板から正常に供給されていない」状態が疑われました。
3. 実際の原因:基板裏のハンダ剥がれによる電源供給不良

分解して基板を確認したところ、100ボルトを供給するコネクタ裏のハンダが取れてしまっていることが判明。つまり、肝心の電力が回路全体に回っておらず、結果としてモーターを含む各パーツに通電していなかったのです。
ハンダ剥がれは、経年劣化や熱膨張・収縮の繰り返しによって発生しやすいトラブルです。基板上の電子部品の取り付け部分にクラック(微小な亀裂)が入り、接点不良を引き起こします。最初にアクチュエーターモータ不良を疑っていたのも、実際にはモータに電気が来ていないだけでした。
4. 修理方法:ハンダ付け&基板メンテナンス、分解清掃と凝縮器洗浄
原因がわかったところで、以下の手順で修理を行いました。
- 基板のハンダ付け修理
- 100ボルトの供給コネクタが接続される箇所のハンダを再度付け直し、しっかり固定。
- クラックが入っていた部分を取り除き、新たにハンダを盛ることで通電不良を解消。
- 基板メンテナンス
- 周辺のハンダ部分や配線、部品に焦げや損傷がないか点検。
- 基板の汚れやホコリ、湿気などを丁寧に取り除き、接触不良が起こりにくい状態に。
- 分解清掃
- 製氷室内やパネル、ドア部分などを分解してクリーニング。
- カルシウムスケールや水アカを落とし、衛生面を向上させる。
- 凝縮器の薬品洗浄
- 凝縮器(コンデンサー)は、製氷能力を維持するための重要パーツ。
- 汚れがたまると冷却効率が落ち、電気代が上がるだけでなく故障リスクも高まる。
- 薬品による洗浄で熱交換効率を改善し、長期的なパフォーマンスを確保。

修理後は、通電が正常化したことでモーターやポンプなどすべてが稼働し、問題なく製氷を行うようになりました。サービスランプも消灯し、試運転の確認を経て作業完了です。
5. 業務用製氷機の故障でよくある原因と対策
今回のように基板のトラブルが発生することも珍しくありませんが、製氷機が正常に動かなくなる原因は実にさまざまです。以下、代表的な故障例と対策を簡単にまとめました。
- 基板やセンサーの故障
- 原因:経年劣化、電子部品のハンダクラック、水滴や油分によるダメージ
- 対策:定期的な点検、早期のプロによる交換・修理
- アクチュエーターモータなど可動部分の不調
- 原因:ギアの破損、モーター自体の老朽化
- 対策:摩耗のチェック、異音や振動の早期発見、交換部品のストック管理
- 給水系統の詰まり・フィルター汚れ
- 原因:水質の悪化、カルシウムスケールの蓄積
- 対策:定期的なフィルター清掃、給水系統の洗浄
- 冷媒ガスの漏れ
- 原因:配管の損傷、接続部のゆるみ
- 対策:専門業者による点検、ガスチャージ
- コンプレッサーの故障
- 原因:モーター焼き付き、潤滑油の劣化
- 対策:プロのメンテナンス、異音が出た時点で早めに相談
6. 修理費用の目安と修理か買い替えかの判断基準
製氷機の修理費用は故障内容や部品交換の有無によって大きく変わりますが、数千円から数万円程度を目安に考えておくとよいでしょう。今回のような基板のハンダ修理であれば比較的リーズナブルに済むことが多いですが、基板そのものを交換する場合やコンプレッサー不良が発生した場合は、部品代だけで数万円~十数万円になるケースもあります。
修理か買い替えかを迷うときは、以下のポイントを総合的に検討してください。
- 製氷機の年式と使用年数
古すぎるモデルは交換パーツ自体が入手困難なことも。 - 修理費用 vs 新品or中古購入費用
修理が高額になりすぎるなら、新品や中古への買い替えも選択肢。 - メンテナンス履歴や衛生面
こまめにメンテナンスしてきた機器は長持ちしやすい。 - 製氷能力の不足
店舗の繁盛によって必要な氷の量が増えるなら、より大きい機種への乗り換えを検討。
もし「修理費用が高すぎる」「買い替えたいけど、古い製氷機がある」といった場合は、壊れた製氷機の高価買取を検討してください。処分コストをかけずにキャッシュ化できる可能性があるため、コスト削減に大きく貢献します。
7. 壊れた製氷機はどうする?修理相談・高価買取なら「氷の錬金術師」
当社「氷の錬金術師」では、製氷機の修理相談も承っております。不具合の症状をヒアリングし、必要に応じて専門スタッフがご相談に乗ります。まずはお気軽にご相談ください。
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まとめ
今回の修理実績では、電源が入るものの一切動作しないホシザキ製氷機「IM-35TL」を点検したところ、基板裏のハンダ剥がれが原因で100ボルトが供給されず、エラーランプが点灯していたことがわかりました。ハンダの付け直しおよび分解清掃、凝縮器洗浄を行うことで修理完了となり、再び安定した製氷能力が回復しました。
業務用製氷機の故障は、基板やセンサー、モーターの不良、給水系統の詰まりなど、さまざまな要因が考えられます。修理が可能な場合はコストを抑えて復旧できますが、修理費が高額になる、年式が古くてパーツがない、といったケースも少なくありません。そんなときには、「氷の錬金術師」の修理相談や、高価買取サービスをご検討ください。
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