製氷機メンテナンスと清掃

【修理実績】ダイワ「DRI-25LMV」の水皿割れによる水漏れを交換修理|壊れた製氷機も高価買取OK

2025年4月14日

キューブアイス製氷機の中でも、コンパクトサイズながら25kg前後の氷をしっかり生産できることで人気の大和冷機工業(ダイワ)の「DRI-25LMV」。
今回は「どこかのモーターが壊れているらしい…」との前情報があったものの、実際に点検してみると水皿(ウォーターパン)が割れて水漏れを起こしていたことが判明しました。水皿を交換するだけで、製氷機能はスムーズに復旧。作業後は正常に氷が作れるようになりました。

本記事では、

  1. DRI-25LMVのスペックと特徴
  2. 今回の故障原因と修理内容
  3. よくあるトラブル事例や費用相場
  4. 修理か買い替えか?判断フレーム
  5. 壊れた製氷機の高価買取サービス

などをまとめています。飲食店で「製氷機が動かない…」「水漏れしてるけど原因不明…」といったお悩みがある方は、ぜひ参考にしてください。

大和冷機工業(ダイワ)は、業務用冷蔵庫や製氷機などで実績のある国内メーカーです。DRI-25LMVは、小規模店舗やアンダーカウンターの狭いスペースにも設置しやすい横幅395mmのスリムな製氷機で、1日あたり最大約26~28kg(室温20℃/水温15℃)の氷を作れるモデルです。

項目内容備考
製氷方式セル方式(キューブアイス)立方体 28×28×32mm
1日製氷能力26/28kg(室温20℃/水温15℃)
21/23kg(30℃/25℃)
50Hz/60Hz 切替対応
貯氷量自然落下:約11kg
最大ストック:約14kg
外形寸法幅395×奥行450×高さ770(mm)アンダーカウンター型
電源/消費電力単相100V (50/60Hz) 155/165W定格電流 3.3~3.5A
質量約33kg

比較的軽量で取り回しがしやすく、カフェや小規模飲食店、バーなどで根強い人気があります。

予想外の水漏れトラブル

当初の下取り情報では「モーターが壊れている」と言われていましたが、実際に点検してみると、モーター周りに問題はなく、水皿(ウォーターパン)にクラックが入って水がダダ漏れしている状態でした。製氷機は水を循環させて氷を作るため、水皿が割れていると庫内に水が溜まり、排水系統は正常でも水漏れが続いてしまいます。

なぜ水皿が割れるのか?

  • 経年劣化:塩素や洗剤成分が樹脂にダメージを与え、亀裂が入る
  • 熱と冷えの繰り返し:製氷機内部は低温と水分、洗浄時の温水などさまざまな温度環境が混在
  • 応力集中:固定ネジや配管の取り回しによって特定部位に負荷がかかりやすい

今回のように「洗浄時の溶剤や塩素が原因で樹脂が脆化する」ケースは珍しくありません。しかも、水皿にほんの小さな亀裂が入っているだけでも水が漏れるため、発見しづらいのが厄介です。

今回の修理は、水皿の交換がメインですが、せっかく分解するなら凝縮器や製氷ユニットの洗浄も同時に行うと効率的。以下に具体的な作業工程をご紹介します。

1. 前面パネル・扉・貯氷ビンの取り外し

  • アンダーカウンター型ですが、プラスドライバー(No.2)と8mmソケットがあればOK
  • 10分ほどで前面部を開き、製氷ユニットにアクセス可能

2. 製氷ユニットの脱着

  • 散水パイプを折らないよう慎重に持ち上げる
  • ケーブル類を抜き忘れないよう確認

3. 水皿交換

  • 新旧水皿(ウォーターパン)を比較し、亀裂の位置をチェック
  • ガスケットが一体成型になっている場合は丁寧に取り外し、同じ形状の新しい部品へ載せ替え
  • クラック部分を観察すると、塩素などによる腐食や応力集中の痕跡が分かることも

4. 内部洗浄

  • クエン酸系の食品機械用クリーナーを1%ほど希釈し、10分程度循環
  • その後リンス(すすぎ)でしっかり洗剤を落とす
  • スケール汚れがひどい場合はブラシでこすり落とす

5. 凝縮器の薬品洗浄

  • アルカリフォームクリーナーを吹き付け、5分ほど放置→逆洗
  • ホコリや油汚れが除去され、放熱効率が向上

6. 組立・試運転

  • 外したパーツを元通りに取り付け、試運転で製氷サイクルをチェック
  • 氷厚調整ボリュームを±0.25回転ほど微調整し、最適な氷の厚みになるよう確認
  • 庫内に水が溜まらないことを最終確認して完了

所要時間は、分解清掃も含めて2~3時間ほど。部品の在庫があれば、半日以内に修理が終わります。水皿の中古相場は5,000~8,000円程度(時期や型式による)で、工賃込みの修理費は2~3万円前後が目安です。

水皿割れ以外にも、DRI-25シリーズの製氷機ではさまざまな故障モードが報告されています。以下は代表的な事例と費用相場です。

故障モード典型コード原因修理費備考
水皿割れC1(漏水)塩素・洗剤による樹脂劣化2~3万円今回のケース。水漏れ箇所を発見しづらい
満タンセンサー誤作動リードスイッチの劣化1~2万円正常に貯氷量を検知できず製氷停止になる
ファンモーター不良F1モーター焼損、回転不良2~4万円高圧カットが併発し、製氷できない
制御基板の故障電源コンデンサの劣化7万円~10年以上経過なら買い替えがお得な場合も

ポイント: 基板やコンプレッサーなどの高額部品が壊れると、一気に修理費用がかさみます。年式や使用頻度、今後のメンテナンスコストを考慮して、修理か買い替え(あるいは買取)を検討するとよいでしょう。

製氷機の修理費が2~3万円程度で済むなら、今後も使う予定がある場合は修理がお得です。しかし、年式が古く複数箇所の故障が想定されるなら、思い切って売却+後継機への乗り換えを検討するのも一つの方法。壊れたままでも高価買取が可能な業者を利用すれば、処分コストの負担を軽減できます。

年式や故障点数で判断

年式故障点数修理費買取査定推奨
~7年1(樹脂部品のみ)2~3万円1万円前後修理して継続使用
8~10年2~3点(センサー+ファンなど)5~7万円2~3万円状況次第
10年以上3点以上8万円超0.5~1万円買い替え&高価買取
  • 使用7年未満で水皿やセンサー1ヶ所の故障:→修理して延命が得策
  • 8~10年で2~3箇所が不具合:→大きな修理費がかさむ前に一度、見積もり+買取査定を取って判断
  • 10年以上&複数箇所故障:→修理費総額が8万円を超えるなら、省エネ性能の高い後継機に買い替えるほうが結果的にお得

当店では、製氷機の修理相談から壊れた製氷機の高価買取まで一貫して対応しています。水皿のような単純部品の交換だけで済むなら、最短半日で修理可能ですし、もし基板やコンプレッサーまで壊れているようなら、現状のままでも最低1万円以上の買取を行っています。

修理だけでも大歓迎!

  • 「水漏れの原因がわからないけど、直したい」
  • 「センサーやファンなど、故障箇所が多いけど修理したらどれくらいかかる?」
  • 「急いで直したいので、短期間で対応してほしい」

まずはLINEやお問い合わせフォームで機種名や状態をお知らせください。写真や動画を送っていただければ、大まかな見積もりを無料でご案内可能です。現場に伺う必要がある場合もスピーディに対応いたします。

壊れていても高価買取

  • 水皿が割れている
  • 基板が壊れている
  • 10年以上使用しているが、処分するのはもったいない

そんな製氷機でもあきらめる必要はありません。再生・リユースを専門とした買取サービスがあるため、通常は廃棄コストのかかる機器でも現金化できるチャンスです。買取の流れも簡単で、

  1. LINEかフォームから査定依頼(写真や症状を送るだけ)
  2. 24時間以内に見積額を回答
  3. 同意後に先払いでお支払い
  4. 発送手続きを進めるだけ

これなら、修理費が高額になりそうな機種でも“売却益 + 新機種への買い替え”という形で無駄を減らせます。

メールフォームで無料相談する

LINEで無料査定を依頼する

  • DRI-25LMVは25kgクラスのアンダーカウンター型製氷機で、小規模店舗やカフェに最適
  • 水皿(ウォーターパン)の割れは、塩素や洗剤成分による樹脂劣化が原因になりやすい
  • 修理費は部品代+工賃で2~3万円程度が目安
  • 10年以上経過して複数箇所が故障している場合は、高額修理になる前に買取+買い替えを検討するのが賢い選択
  • 壊れた製氷機でも最低1万円以上の査定が可能なので、処分する前にまずはご相談を

製氷機の水漏れは、そのまま放置すると床や周辺設備にも悪影響を与え、最悪の場合、営業を一時停止せざるを得ない状況に陥るかもしれません。水皿の割れは意外と発見しにくいトラブルですが、見つかったら即交換することで、ほとんどの場合すぐに復旧します。

「氷がこぼれれば、チャンスもこぼれる――」
割れた水皿は早めに交換し、安心して営業を続けませんか?
修理と買取の両面でサポートできる当店へ、ぜひお気軽にお問い合わせください!

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