
製氷機は、飲食業におけるサービス品質のキーパーツです。特に暑い時期には、氷の需要が急増し、製氷機の性能が直接サービスの質に影響を及ぼします。今回は、ホシザキ製氷機IM-45L-1のメンテナンス記録を基に、その詳細仕様と実践的なメンテナンス方法をご紹介します。
製品の仕様と特徴
ホシザキ製氷機IM-45L-1は、以下のような仕様となっています。
- 電源: 単相100V
- 定格周波数: 50/60Hz
- サイズ: 幅630mm×奥行き450mm×高さ850mm
- 製品質量: 55kg
- 製氷サイクル: 高効率な製氷サイクルにより、連続的な氷の供給を実現
このモデルは、そのコンパクトながら効率的な氷製造能力で、特に小規模から中規模の飲食店に最適です。また、ホシザキ製氷機IM-45L-1には以下のような特徴があります。
1. 高い製氷能力
- 約45/49kg/日の製氷能力(室温20℃水温15℃の条件での数値)。
- 室温30℃水温25℃の条件下でも約39/44kg/日を達成。これにより、温度変動に強い安定した製氷性能を提供します。
2. 省エネと経済性
- 長年の技術開発による省エネ設計で、高い製氷能力を維持しつつエネルギー消費を抑制。
- 高品質な氷を大量に、かつ経済的に供給可能。
3. コンパクトなサイズと設置のしやすさ
- サイズ(幅630mm×奥行き450mm×高さ850mm、重量55kg)により、限られたスペースにも簡単に設置可能。
- 小規模から中規模の飲食店に理想的なサイズ。
4. 衛生面の配慮
- 清潔さを保ちやすい設計で、衛生的な氷の供給を実現。
- 食品安全規格に準拠した設計。
5. メンテナンスの容易さ
- メンテナンス性に配慮した設計で、日常の使用でも長期間にわたる信頼性を維持。
- ユーザーフレンドリーな設計で、メンテナンス作業を簡素化。
これらの特徴により、ホシザキ製氷機IM-45L-1は飲食業界で広く信頼され、使用されています。この製品は、高い製氷能力、省エネ性、コンパクトな設計、衛生面への配慮、メンテナンスの容易さを兼ね備え、飲食店のニーズに応える理想的な選択肢です。
メンテナンス記録とその重要性
私たちは、凝縮器の薬品洗浄を実施しました。暑い時期にはこの部分が汚れると、機械の負荷が増大し、製氷時間が長くなる傾向があります。メーカーに依頼すると20,000円(税別)の費用がかかるため、自己管理の重要性が高まります。

また、機構部の分解清掃も行いました。スロープ、天板、排水皿、散水パイプ、給水フィルター、水皿などを丁寧に清掃し、製氷機のパフォーマンスを維持しました。特に水皿は、氷を作るための水が循環する場所で、意外と汚れが蓄積しやすい部分です。

※プラスチック部品を使っているため経年劣化の影響や輸送中の衝撃で破損することがよくありますので独自の補強を実施してあります。
※水皿は氷を作るための水が循環しているところです。意外と汚れがありますがメーカーの保守点検でも分解清掃は行っておりません。
トラブルシューティングと対策
メンテナンス中に発見された問題、すなわちモーターと腕カムを接続しているピンの破損は、業務用製氷機において非常に重要です。このピンは製氷機の動作部分における重要な接続点であり、この部分が損傷すると、製氷機の効率や氷の品質に直接影響を及ぼします。製氷機の故障原因は多岐にわたりますが、その中でもこの部分の問題は特に頻繁に見られます。


製氷機の仕組みでは、製氷板に水が吹き付けられ、その水が凍って氷が作られます。この過程で、モーターと腕カムのピンが重要な役割を担います。もしピンが破損していると、製氷板に水が適切に供給されなくなり、結果として氷の生産効率が低下したり、氷の品質に問題が生じたりする可能性があります。
さらに、製氷機のメンテナンスには定期的な清掃作業が必要であり、フィルターや給排水部分、凝縮器などの清掃が重要です。特に、フィルターの清掃が不十分だと氷の品質が低下し、消費者からのクレームにつながることもあります。氷の品質が落ちたり、サイズが小さくなったり、氷が濁っているなどの場合は、すぐに清掃を行うことが推奨されます。また、フィルター清掃だけで解決しない場合は、製氷機本体や内部の凝縮器にも注意を向ける必要があります。
このように、製氷機のメンテナンスには、単に清掃作業に留まらず、機械の各部分の状態を確認し、必要に応じて部品の交換や専門業者によるメンテナンスを行うことが重要です。モーターと腕カムを接続しているピンのような小さな部品でも、製氷機の効率や氷の品質に大きな影響を及ぼすため、適切な対策と迅速な修理が求められます。
まとめ:メンテナンスの重要性
ホシザキ製氷機IM-45L-1の事例から、定期的なメンテナンスが製氷機の性能維持に不可欠であることが明らかです。適切なメンテナンスを行うことで、機械の長寿命化と効率的な運用が可能になります。製氷機に関するご相談やメンテナンスのご依頼があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。