
1. はじめに:ホシザキ IM-35Mで多発する「C1エラー」の正体
飲食店のバックヤードで大活躍するホシザキ製氷機「IM-35Mシリーズ」。1日あたり35kgクラスのキューブアイスを安定供給できる小型~中型サイズで、カフェや個人経営のレストラン、バーなどで重宝されています。しかし、長く使っていると急に製氷が止まるエラーが発生することがあります。
なかでも「C1エラー」は、製氷水不足を検知した際に出るエラーコードで、実は給水系統のトラブルだけでなく、水皿(アイスを作るための氷皿)を持ち上げるモーターの故障や連結パーツの破損など、いくつかの原因が考えられます。
C1エラー=製氷水不足エラー
- フィルター目詰まりや水道圧低下が原因の場合
- 水皿昇降機構(アクチュエーターモーター)の不良の場合
- 水位センサーや給水弁が絡む場合
本記事では、実際に「C1エラー」が出て氷が作れなくなったIM-35Mを、LINEでのやり取りだけで原因を特定し、部品名まで絞り込んで自己修理できた事例をご紹介します。必要最低限の出費で修理する方法や、もし「修理より買い替えや買取を選びたい」という場合でも対応可能なポイントをまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
2. 今回の事例:LINEでの相談から原因特定までの流れ
ここからは、石川県在住のユーザー様と当社「氷の錬金術師」の間で交わされた、実際のLINEメッセージ内容をベースにご紹介します。互いに距離が離れていても、写真や動画、エラーコードの情報を送っていただくだけでリモート診断が可能です。
2-1. 相談のきっかけ
お客様(ユーザー)
「急に氷ができなくなりました。水が上まで上がっていないようです。エラーコードはC1と表示されています。」
氷の錬金術師スタッフ
「C1エラーですと、給水不足か水皿が上昇していない可能性があります。下取りでしたら送料別2万円で買取できますが、修理もできそうですね。どうしましょうか?」
当社では、買取査定も同時に行えるのが特徴。壊れた製氷機でも値段が付く場合があるため、「修理にコストをかけるか、売ってしまうか」を検討しやすくなります。
2-2. 状況ヒアリングとエラーチェック
氷の錬金術師スタッフ
「IM-35Mの場合、扉を開けると上の方にパネルがビス留めされています。それを外してモーター周辺や給水部がどんな状態か確認してもらえますか?」
お客様
「パネルを外して電源を入れたところ、左からは水が出ますが、右側のモーターが動いていないようです。」
この時点で、給水弁から水が出ている=給水不足そのものではないことがわかります。あとは「水皿を上げ下げするモーターやパーツ」が正しく動作しているかが焦点です。
2-3. 写真・動画での診断
氷の錬金術師スタッフ
「右側モーターの裏に、黄色っぽい樹脂のパーツ(ウデカム)が見えると思います。ヒビが入っていないかチェックしてみてください。」
お客様
「触ったら割れたプラスチックが落ちてきました…」



ここで症状が一気に確定しました。モーター自身は生きているものの、モーターと水皿を連動させるカムが割れているため、水皿が上昇せず「C1エラー=水不足」と機械が誤認していたのです。
3. C1エラーの原因と主な修理オプション
3-1. ウデカム破損が原因の場合
IM-35Mは、アクチュエーターモーター+樹脂製カムで水皿を上下させる構造になっています。年数が経過すると、カム部分に経年劣化でヒビが入って割れてしまうケースが多々見られます。
故障箇所 | 原因 | 推定部品代 | 作業時間目安 |
---|---|---|---|
ウデカム(カムアーム)※モーターと水皿を連結 | 経年劣化 → ヒビ → 割れ落ち、水皿が上昇しない | 1,200~1,800 円(純正・社外) | 約30分 |
修理の流れ
- 電源を落とす
- カバーやビスを外し、ウデカムとカムピンを取り外す
- 新品のカムに交換し、元通りに組み直す
- 電源を入れ、初期化リセット後に試運転
3-2. その他の給水トラブル
仮にウデカムが正常でも、C1エラーが出る場合があります。たとえば以下の通りです。
- 給水フィルターが詰まっている
- 水圧が足りず、規定時間内に水が満たされない
- 給水弁・水位センサーの不具合
- 給水弁のバルブが動作不良を起こす、センサーが故障して水を認識しない
これらの場合も部品交換や清掃によって対処可能です。ただしウデカム破損が起きやすい機種でもあるので、エラーが「C1」と出たときは、まずモーター周辺の樹脂パーツを確認するのがおすすめです。
4. IM-35Mの基本スペック:35kgタイプの魅力
ホシザキIM-35Mは、1日に約35~38kgのキューブアイスを生産できる人気シリーズ。多くの飲食店が採用する理由は次の通りです。
- コンパクトな外形寸法:幅500×奥行450×高さ800mmほど
- 適度な製氷能力:小型店舗に十分な量の氷を供給
- 消費電力が低め:190~210W前後で省エネ
また、アクチュエーターモーターで氷皿を上下させる構造のため、他メーカーの同サイズ機種と比べてもメンテナンス性に優れていると言われます。ただし、今回のように樹脂パーツの経年劣化が出やすい点には注意が必要です。
5. 自己修理か、メーカー修理か、それとも買取か?判断のポイント
5-1. 自己修理に挑戦する場合
- メリット:部品代+自分の作業時間でコストが済む。1,000~2,000円程度の出費で直ることも。
- デメリット:分解手順を誤ると、追加トラブルが発生するリスクがある。
ウデカム交換程度であれば、ある程度メカに慣れた方なら可能です。ただし冷媒周りや電気配線をいじる必要が出ると高度な専門知識が求められます。
5-2. メーカー修理を依頼する場合
- メリット:確実性が高く、作業保証が付く場合がある。
- デメリット:部品代+技術料+出張費が発生し、1~2万円以上になる可能性がある。
今回のケースでは、ホシザキ正規サービスマンなら「1.5万円程度で終わるのでは?」という見込みでした。繁忙期などで訪問に時間がかかることもあるため、事前にスケジュール確認は必要です。
5-3. 壊れたまま買取に出す場合
- メリット:修理費用がかからず、現金化できる。引取や梱包を代行してくれる業者もある。
- デメリット:修理して継続使用したい場合は不向き。代替の製氷機を導入する必要がある。
当社「氷の錬金術師」では、壊れていても最低1万円以上の査定が出るケースが多数あります(送料別)。特にIM-35Mのような需要の高い機種は、再生・修理が可能な見通しがあれば、積極的に買取させていただきます。
6. 壊れた製氷機でも買取可能:氷の錬金術師に相談するメリット
6-1. LINEで気軽に写真・動画を送れる
当社の強みは、LINEで完結するリモート診断・査定システムです。
- 故障状況を動画や写真で送るだけ
- エラーコードも確認して簡易見積もり・アドバイス
- 査定額にご納得いただければ、先払いなどスムーズな取引も可能
6-2. 修理&メンテナンスノウハウが豊富
長年の実務経験から、ホシザキ製氷機をはじめ国内主要メーカーの修理を数多く手がけてきました。そのため、パーツの在庫が切れていても中古部品ストックで対処するなど、他社では難しい再生修理を実現しています。
6-3. 買取・修理・買い替えの三拍子を提案
- すぐに売りたい! → 高価買取
- まだ使いたい! → 修理アドバイス or 当社工場で再生
- 最新モデルに買い替えたい! → 中古・新品製氷機の紹介
ユーザーの状況に合わせて最適解をご提示できるのも、当社ならではのメリットです。
7. まとめ:まずは写真・動画を送って相談を!
ホシザキ製氷機「IM-35M」でよく見られる「C1エラー」は、水不足の警告ですが、実際にはウデカム(カムアーム)破損やモーター不良が原因の場合も多いです。今回ご紹介した事例では、LINE上でのやり取りだけで故障箇所を特定し、自己修理かメーカー修理か、あるいは買取かを検討できるようサポートしました。
- DIYでの部品交換コスト:およそ1,000~2,000円
- メーカー修理費用:15,000円程度(出張費・技術料込)
- 当社での買取査定:送料別2万円(壊れたままでもOK)
「いきなり修理を依頼するのは不安…」という方は、まずは当社にお気軽に写真や動画をお送りください。詳しい症状をヒアリングしつつ、修理費用の目安や買取金額をお伝えします。
氷の錬金術師では、「製氷機をどうすれば一番お得に、安心して扱えるか?」を常に考え、修理と買取の両面から皆様のお手伝いをしています。「自分の製氷機がどの程度の価値があるのかわからない」「メーカー修理の前にどこが壊れているのか把握したい」という方も大歓迎です。
最後に
本記事ではホシザキ IM-35MのC1エラー原因やDIY修理方法、メーカー修理との費用比較、さらには壊れたまま買取に出す選択肢までをご紹介しました。「ホシザキ IM-35M C1エラー」や「壊れた製氷機 買取」などのキーワードで情報をお探しの方に向け、可能な限り詳しく解説しております。
「製氷機が止まって困った!」という緊急時でも、LINEや問い合わせフォームからお気軽にお声がけください。最短24時間以内に担当スタッフが具体的なアドバイスを差し上げます。まずは一度、ご相談いただけると嬉しいです。
壊れてしまっても、製氷機にはまだまだ価値があるかもしれません。専門家の目線から、一緒に最適な解決策を見つけましょう。
- 修理して使い続けるか?
- それとも壊れたままでも売るか?
どちらの道もサポートするのが、氷の錬金術師のこだわりです。ぜひお気軽にお声がけください。