製氷機メンテナンスと清掃

【徹底解説】ホシザキIM-25Mのメンテナンス実録|省エネ&パワフル製氷を長持ちさせる方法

2024年2月23日

ホシザキ製氷機IM-25Mは、高い省エネ性能と安定した製氷能力で多くの飲食店やホテルから支持される人気機種です。実際、従来モデルや競合他社製品と比べて電気代・水道代を大幅に抑えられるのが大きな魅力。しかし、いくら優秀な製氷機でも、定期的なメンテナンスを怠ると性能低下や故障に繋がりかねません。

本記事では、ホシザキIM-25M製氷機の魅力から具体的なメンテナンス手順、よくあるトラブル(貯氷スイッチ不良)への対処法までを実録形式で解説します。中古製氷機をお持ちの方や、修理が必要な方はぜひ参考にしてください。

ホシザキIM-25Mは、その名のとおり業界屈指の省エネ性能を誇る製氷機です。公式情報によれば、同クラスの他モデルや旧型機に比べて電気代・水道代を約50%削減できるといわれています。

項目スペック
電源100V 50/60Hz
外形寸法 (×奥行×高さ)395×450×800mm
消費電力160/180W
製氷能力 (室温20, 水温15)約24/26kg/日
製氷能力 (室温30, 水温25)約19/22kg/日
自然落下時貯氷量約8.5kg
最大ストック量約14kg
消費水量 (室温20, 水温15)約0.05m³/日
消費水量 (室温30, 水温25)約0.04m³/日
製品質量34kg
  • 高い省エネ性能
    電力消費は145~165Wと非常に低く、電気代の節約につながります。
  • 十分な製氷能力
    日産約24~26kgの製氷が可能で、小~中規模の飲食店にぴったり。
  • 優れた清掃性
    フッ素プレコートステンレスを採用し、汚れや傷が付きにくい。メンテナンスが短時間で済みます。
  • 安全性・衛生面に配慮
    漏電遮断器の標準装備や扉の防塵・防滴設計により、安心して使用可能。

これらの特徴から、省エネ&パワフル製氷を両立したコストパフォーマンスの高い機種として注目を集めています。

いくら優れた製氷機でも、メンテナンスを疎かにするとパフォーマンスが大きく低下します。特に以下の点が重要です。

  1. 凝縮器(コンデンサー)の汚れによる冷却効率低下
    夏場など室温が高い季節には、熱交換がうまく行われず製氷時間が延びる・電気代が増えるなどのデメリットが発生。
  2. 庫内や機構部の汚れが製氷時間や衛生面に影響
    外観がキレイに見えても、内部にカビや水垢が蓄積しているケースが珍しくありません。
  3. センサー・スイッチ類のトラブル
    満タン検知スイッチやエラーセンサーが誤作動すると、氷が作れなくなったり氷漏れしたりする可能性があります。

定期的に清掃や点検を行うことで、故障リスクを最小限に抑え、本来の省エネ性能をしっかり維持できます。

(1) 汚れの確認と基本的な分解清掃

  • 庫内・ドア付近の汚れをチェック
    中古製氷機の場合、外装は綺麗でも内部は汚れが蓄積していることが多いです。
  • パネルやカバー類を外して詳細点検
    ドア周りや機構部のホコリや水垢を拭き取り、洗浄します。

(2) 凝縮器の薬品洗浄

  • 冷却効率を左右する重要パーツ
    汚れが溜まると電力消費が増え、製氷能力が落ちます。
  • 専用薬品を使った洗浄
    一般の水洗いだけでは落ちにくいスケールや油汚れを効率的に除去。
  • 高額な業者依頼を回避
    メーカーに依頼すると費用がかさむ場合が多いので、購入時から定期的にチェック&洗浄を行うのが賢明です。

(3) 庫内・機構部の洗浄・除菌

  • カビや水垢の除去
    衛生面を確保するために、食品衛生的に安全な洗剤や除菌剤を使用。
  • 隅々まで拭き取り&乾燥
    残った水分が故障やカビ再発の原因となるため、丁寧に仕上げましょう。

ホシザキIM-25Mをはじめ、多くの製氷機に搭載されている貯氷スイッチ(満タン検知)。氷が一定量に達すると傾いて製氷を停止させる重要な役割を持っていますが、以下のようなトラブルが起こることがあります。

4-1. 症状

  • スイッチが傾いたまま戻らない
    常に「満タン」と判断され、製氷が止まる・そもそも氷が作られなくなる。
  • 氷ができても検知せず、オーバーフロー
    逆に検知が効かない場合、製氷が過剰になり電力や水資源を無駄遣いしてしまう。

4-2. 修理方法

  1. スイッチの位置・動作確認
    傾いたまま固定されていないか、異物が挟まっていないかなどをチェック。
  2. 清掃とグリスアップ
    汚れや摩耗で動きが悪い場合は、スイッチを外して洗浄・食品衛生対応のグリスを塗布。
  3. 動作テスト
    再度取り付け、製氷時に正しく作動するかを確認。氷が満タンになるとスイッチが適切に傾くか、作動後は元に戻るかなどを見極める。

4-3. 修理の重要性

貯氷スイッチが故障すると、エネルギーの無駄遣い機械内部への負荷が増大します。早期発見・早期対処で余分なコストとトラブルを回避しましょう。

「修理したいけれど、費用が高い」「古すぎて部品が手に入らない」という場合は、製氷機を買取に出すのも一つの手段です。業者によっては、壊れた製氷機でも高価買取を行っている場合があります。

  • 修理費が新品購入費を上回るケース
    修理に数万円~十数万円かかるなら、買い替えも検討する価値あり。
  • 再生修理のノウハウがある業者
    壊れた製氷機から部品を再利用できるため、大手リサイクルショップで0円査定の機器も高額になる可能性。
  • 不要な在庫整理にも最適
    倉庫などに放置している製氷機があれば、思わぬ形でキャッシュ化できるメリット大。

ホシザキIM-25Mは、省エネ性と製氷能力を兼ね備えた優れた製氷機です。しかし、メンテナンスの不足はその魅力を一気に損ねてしまいます。以下のポイントを押さえて、長く快適に活用しましょう。

  • 定期清掃&凝縮器の薬品洗浄:省エネ効果を保ち、夏場でも安定した製氷を実現
  • 内部の徹底クリーニング:見えない部分の汚れやカビを取り除き、衛生面を強化
  • 貯氷スイッチ(満タン検知)の動作チェック:故障を放置すると過剰生産や製氷停止の原因に

もし修理が難しい場合は、壊れた製氷機でも高価買取できる業者を探してみてください。不要な在庫を処分しつつ、新しい機器導入の費用を補填できるかもしれません。

「製氷機の修理を検討中だけど、どのくらい費用がかかる?」
「壊れて使えない製氷機を引き取ってほしい…」

こんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ私たちにご相談ください。

  • 修理相談:症状・機種をお伺いし、24時間以内に概算見積もりを提示
  • 高価買取:壊れた製氷機でもまずは無料査定。先払い方式で安心・迅速対応
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