【詳細解説】中古のホシザキ製氷機IM-25L-1の徹底メンテナンスガイド

はじめに

飲食業界やイベント運営でのコスト削減と環境への配慮から、中古製氷機の需要が高まっています。特に、ホシザキ製氷機IM-25L-1はその信頼性と耐久性から選ばれることが多いですが、中古品を選ぶ際は、見た目だけでなく、内部のメンテナンス状況も重要になります。

この記事では、中古のホシザキ製氷機IM-25L-1の詳細スペックと、長期にわたり最高の性能を保つためのメンテナンス方法、写真を交えた実際のメンテナンスの実例を紹介します。

ホシザキ製氷機IM-25L-1の詳細スペック

以下の表にホシザキ製氷機IM-25L-1の詳細スペックをまとめます。

実践メンテナンス事例

実際に当社で行なった中古のホシザキ製氷機IM-25L-1の清掃とメンテナンスの事例を写真付きで紹介していきます。

初期段階の分解と清掃

メンテナンス作業を始めるにあたり、まず最初に製氷機の機構部やドア周りなどの外側を分解していきます。この作業を通じて、庫内やドアの近く、機構部の汚れが露わになります。

外見が清潔であっても、中の部分が同様に清潔であるとは限らないため、中古の厨房機器においては、この程度の汚れを標準とみなしてください。

特に、凝縮器の汚れも目立ち、この部分の清掃は製氷機の性能に直結するので要注意です。

凝縮器の薬品洗浄

凝縮器は、暑い時期になると、その汚れが機械の負荷を増大させたり、製氷時間を延長させたりする原因となります。そのため、凝縮器は特に注意深く清掃する部分であり、清潔に保つことが非常に重要です。この洗浄作業は、専門のメンテナンスを要することが多く、メーカーに依頼した場合、一般的には20,000円（税別）の費用がかかる作業です。

庫内の洗浄

次に、庫内のカビや水垢を徹底的に除去します。これは、製氷機内部の衛生状態を保つために不可欠なステップであり、氷の品質を直接左右します。

ポンプモーターとプラスチック部品のメンテナンス

製氷機において最も故障が発生しやすい部分であるポンプモーターは、分解清掃後にグリスアップを行います。また、破損しやすいプラスチック部品についても、補強とグリスアップを施し、耐久性を向上させます。これにより、長期間にわたる製氷機の安定した運用が可能となります。

水循環系の分解清掃

最後に、スロープ、天板、排水皿、散水パイプ、給水フィルター、水皿を分解し、これらの部品の清掃を行います。これらの部品は、水が循環する製氷過程において重要な役割を果たすため、汚れが蓄積すると氷の品質に影響します。

特に、水皿は氷を作るために水が循環する場所であり、想像以上に汚れが溜まりやすい部分です。定期的な分解清掃は、メーカーの標準的な保守点検では実施されないことが多いため、特に注意してメンテナンスを行う必要があります。

今回のまとめ

今回、信頼性と耐久性で選ばれるホシザキ製氷機IM-25L-1の紹介と、そのメンテナンスの重要性について詳しくご案内しました。中古製品を選ぶ際には、見た目の美しさだけでなく、内部のメンテナンス状況がその性能を長期間維持する鍵となります。適切なメンテナンスを行うことで、製氷機は最高の状態を保ち続けることが可能です。

もしお手元にメンテナンスが行き届いていない中古の製氷機がある場合、買取を行っています。また、メンテナンスに関する疑問や専門的なサポートが必要な際も、どうぞお気軽にお問い合わせください。あなたの製氷機が最適な性能を発揮し続けるよう、私たちはプロフェッショナルなサポートを提供します。このガイドが、あなたの製氷機の運用と製氷機選びの役に立てば幸いです