
「氷ができない製氷機でも買い取ってもらえるの?」――飲食店オーナーであれば、一度はこんな疑問を抱いたことがあるかもしれません。今回は、フクシマガリレイ製「FIC-A45KT2」(通称45kgクラス)の製氷機を所有していたYさんからのご相談事例をご紹介します。LINEでのやり取りを通じ、壊れていても1万円での下取りがスムーズに成立し、送料も当店が負担する形となりました。
本記事では、やり取りの概要、査定の根拠、機種スペックや故障原因、そして修理と買取の費用比較ポイントを詳しく解説します。買取検討中の方はもちろん、故障した製氷機の処分にお悩みの方もぜひ最後までお読みください。
1. LINEでのやり取り:壊れた製氷機でも1万円で下取り?
LINEメッセージ
Yさん
「壊れた製氷機を買い取ってほしいのですが…」当店
「ありがとうございます。型式や故障内容をお伺いできますか?」Yさん
「電源は入るけど氷ができない状態です。送料込みで1万円になりませんか?」当店
「大丈夫です。元払い(送料負担)は当店で対応いたします。詳しい住所や口座情報、集荷希望日時を教えてください。梱包は不要です。」
こうしてやり取りがスムーズに進み、4月15日の夜(18〜21時)の集荷に合わせて、当店が宅配業者を手配。Yさんは給水・排水ホースを外して残水を抜いておくだけでOKという流れになりました。今回の決め手は、「動かない製氷機でも1万円で買い取ってもらえる」というメリット。しかも送料も当店が負担するので、オーナー様には余分なコストは一切かからない仕組みです。
2. FIC-A45KT2の基本スペック:45kgクラスの中型モデル
フクシマガリレイ(旧・福島工業)の「FIC-Aシリーズ」は、型番の数字がおおむね製氷能力(kg/日)を示すと言われています。FIC-A45KT2は、約41〜46kg/日の製氷能力を持つアンダーカウンタータイプの製氷機です。
項目 | 値 | 備考 |
---|---|---|
製氷方式 | セル方式キューブ(28×28×32mm) | 一般的な角型アイス |
製氷能力 | 41/46kg(日)(20℃/15℃ 50/60Hz)37/42kg(日)(30℃/25℃) | 環境温度・水温により変動 |
貯氷量 | 自然落下 約14.5kg/最大ストック 24kg | 庫内に十分なストック |
消費電力 | 230/270W(50/60Hz) | 圧縮機出力 200W |
電源 | 単相100V 50/60Hz | 日本の一般家庭用コンセントでOK |
冷媒 | R134a(150g) | 比較的扱いやすい冷媒 |
外形寸法/質量 | W630×D450×H800(mm)/約48kg | 2人or台車があればスムーズに運搬可能 |
45kgクラスは、アンダーカウンター型の中でも中規模〜中小規模の飲食店にピッタリ。1日あたり30〜50席程度のカフェやレストランなどで多用されています。年式はさまざまですが、FIC-A45KT2はR134a冷媒を使っているためR22と比べると修理パーツの入手性はまだ良い方です。
3. 「氷ができない」症状の主な原因と修理費用目安
今回、Yさんの製氷機は「電源は入るが、氷が一切できない」という状態でした。ファンやコンプレッサーが動いているのかどうかまでは定かではありませんが、氷ができない原因としてよくあるのは以下の5つです。
- 冷媒不足/漏えい
- 低圧側のガス圧が1.5bar以下に落ちると全く冷えない
- R134a補充+リーク修理で4.5〜6万円ほどかかる可能性
- 蒸発器温度センサーの劣化
- 氷厚がそもそも検知されず、収穫動作に入らないor誤作動を繰り返す
- サーミスタ交換は2〜3万円程度
- 循環ポンプの流量低下
- 水がうまく散水されず、蒸発器全体が凍らない
- ポンプ+ホース交換で2〜2.5万円ほど
- 氷厚センサーの誤作動
- 氷が薄いまま収穫動作に移ってしまう
- センサー交換2万円前後
- 凝縮器目詰まり
- フィンにホコリが詰まると冷却能力がガタ落ち
- 薬品洗浄7〜9千円程度+出張費
実際に修理するとなれば、出張費や技術料を含めて2〜6万円以上かかるのが一般的です。もしコンプレッサーがダメになっているとなると、7〜9万円以上の大掛かりな修理になるケースも。年式や型式によりますが、修理か買取かを検討すべき大きな分岐点と言えるでしょう。
4. 修理か買取か?45kgクラスで見る費用対効果
「修理費が2〜3万円程度で済むなら、あと数年は使いたい」「でも4〜5万円以上かかるなら、もう買い替えたい」――多くのオーナー様に共通するお悩みです。FIC-A45KT2の中古相場を考慮すると、修理に4万〜6万円かけるくらいなら、下取りに出して省エネモデルの後継機に変えるほうがランニングコストまで含めてお得になる可能性が高いです。
修理か買取か?簡易フレーム
故障パターン | 修理費用目安 | 中古残価(完動時) | 判断 |
---|---|---|---|
センサー・ポンプ交換のみ | 2〜3万円 | 約8〜10,000円 | 修理して延命3〜5年もアリ |
冷媒不足(小規模リーク) | 4.5〜6万円 | 約8〜10,000円 | 要慎重。長期運用は難しいかも |
圧縮機交換or大規模漏えい | 6〜9万円 | 〜12,000円前後 | 買い替え+買取が最適 |
ポイント: 45kgクラスの中古需要は堅調なので、壊れていても圧縮機が生きていれば部品価値が高いのが特徴。修理見積りで高額になった場合でも、買取で1万円前後を回収すれば、新品や省エネ型へのアップグレードに資金を回せます。
5. 今回の査定ポイント:なぜ1万円で引き取れるのか
Yさんのご要望は「送料込みで1万円」でした。当店としても、圧縮機や基板が生きていれば転用価値(12〜14,000円)が見込めるため、送料を負担してでも1万円での買取が成り立ちます。もし実際に修理ができなくても、ステンレス外装や部品取りだけでもある程度リユースが可能です。
- 査定は現物確認後に確定:
実際に圧縮機がロックしている場合は査定額が減額になる可能性もありますが、当店の場合は±1,000円の範囲内で最終確定するシステムを採用 - 梱包不要・元払い配送:
宅配業者「ヤマト運輸(アートセッティングデリバリー)」を手配し、オーナー様には余計な負担は一切なし
製氷機は重くかさばるため、普通は「運搬費用がかさんで赤字になるのでは?」と不安になる方も多いです。しかし当店では、部品リユースを前提にしているため、トータルで赤字にならない査定ラインを実現しています。
6. 集荷・発送の流れと注意点:給排水取り外し&残水抜き
宅配業者が製氷機を持ち帰る前に、以下の準備をお願いします。
- 給水・排水ホースを外す
- 水が残っていると輸送中に漏れるリスクがあるので必ず外しておく
- 庫内の残水抜き
- 製氷機内部には数百ミリリットル~数リットルの水が残る場合がある
- 排水栓を抜いて自然に流すか、機体を少し傾けて水を捨てると安心
- 梱包不要
- 外装はそのままでも問題なし
- 段ボールや発泡スチロールは不要で、傷が気になる場合のみ保護材をかぶせる程度でOK
今回のようにエレベーターがない2階であっても、重さが60kg未満であれば2名のドライバーで対応可能です。「到着前に30分ほど前連絡が来るので、19時〜21時の間で待機していただく」形になりました。
7. まとめ:壊れた製氷機も高価買取。まずは写真1枚でご相談を
- フクシマガリレイ「FIC-A45KT2」は45kg/日クラスの中型アンダーカウンター製氷機
- 「電源は入るが氷がまったくできない」症状は冷媒不足やセンサー不良などが多く、修理費が4〜6万円かかる可能性がある
- 45kgクラスは中古需要があり、故障品でも1万円前後の査定が出ることが珍しくない
- 当店なら送料も負担し、梱包不要で集荷を手配しているので手間も最小限
- 修理か買取かで悩むなら、一度写真や型番をLINEで送るだけで24時間以内に概算査定が可能
「もう氷が作れないから処分するしかない」と諦める前に、ぜひ当店の買取査定サービスを試してみてください。ちょっとしたパーツ価値やリユース需要で、思いがけない高値がつくかもしれません。壊れていても"捨てる前に"一度ご相談を――これが最も大切なポイントです。あなたの製氷機がもう一度別の場所で活躍できるよう、私たちがサポートいたします!
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「氷は作れなくても、資金は作れる。」
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