
「氷ができない」「水が回っていない感じがする」
そんなとき、ホシザキの小型機(Lタイプ)で疑いやすいのが ポンプモータ不良です。
この記事では、IM-25L-1のポンプモータ交換を、動画とあわせてできるだけわかりやすくまとめます。
また最後に、修理よりも早いケースがある “故障品の買取”導線も用意しました。
この記事でわかること
- IM-25L-1(Lタイプ)でポンプモータが故障しやすい理由(現場目線)
- 交換に必要な工具
- 交換手順(動画+文章)
- 交換より「買取」が向くケース(時間・費用・停止リスク)
先に注意(安全・保証)
- 作業前に 必ず電源OFF(可能ならコンセントを抜く)
- 水が関わるため 濡れ手で電装に触らない
- 不安がある場合、営業停止リスクがある場合は メーカー・設備業者へ依頼がおすすめ
※この記事は一般的な手順整理で、機種状態・年式・改造有無により手順が変わる場合があります。
IM-25L-1(Lタイプ)ポンプモータ交換の動画
IM-25L-1のポンプモータ交換で用意するもの
工具(最低限)
- プラスドライバー(+)
- スパナ(あれば便利/ナット外しで使う)
あると楽なもの(おすすめ)
- タオル(結露・水滴対策)
- 手袋(ケガ防止)
- 小皿(ビス紛失防止)
交換手順
1)電源を切る(最重要)
- 運転停止 → 電源OFF
- 可能なら コンセントを抜く(安全性が一段上がります)
2)カバーを外して内部へアクセス
- 天板を外す(開ける)
- 正面上部の長方形パネルを「上に持ち上げる」ように外す
→ ここまでで 動画と同じ状態になります
3)コネクタを抜く
- ポンプモータのコネクタを抜く
※引っ張って抜くのではなく、ツメがある場合はツメを意識して外す(破損防止)
4)ポンプ固定を外す(2点)
- ポンプを固定しているビス/ナットを2つ外す
(+ドライバー+スパナがここで効きます)
5)ポンプ本体を引っ張って外す
- 固定が外れたら、ポンプ本体を引っ張って取り外す
※ホースや周辺配線を無理に引かない(ちぎれ・割れ防止)
交換前に知っておくと失敗が減るポイント
コネクタ・ビスは「写真を撮ってから」外す
スマホで 外す前を1枚撮っておくと、復旧が一気にラクになります。
ビス紛失が一番多い
小皿・マグネットトレーがあると作業が止まりません。
“ついでに”確認すると復旧率が上がる
ポンプ周りに
- スケール(水垢)
- ゴミ詰まり
- ホースの劣化(硬化・割れ)
があると、交換しても不調が残ることがあります。
こんな症状なら「ポンプモータ」が怪しい
- 水が回っていない感じがする
- 製氷が安定しない/時間が伸びた
- 途中で止まる(原因が複合の可能性あり)
- 異音が出ている(うなり・引っかかり音)
修理より「買取」が早いケース
ポンプモータ交換は有効ですが、次に当てはまるなら 売却→入替の方が結果的に得になることがあります。
買取がおすすめなケース
- すでに営業に影響が出ていて、一刻も早く入替したい
- ポンプ以外にも怪しい症状がある(冷えが弱い・異音・製氷ムラなど)
- 年式が古く、今後も故障が連鎖しそう
- 修理見積もりが想定より高い(部品+工賃+出張)
- 「直す手間」よりも、先に現金化して次へ進みたい
壊れていてもOK:製氷機の無料査定
当店(氷の錬金術師)では、故障している製氷機も買取対象です。
ポンプモータ不良のようなケースも、状態や型式によって査定できます。
査定を早くするために送ってほしいもの(コピペでOK)
- メーカー/型番(例:ホシザキ IM-25L-1)
- 故障内容(例:ポンプモータ不良っぽい、氷ができない等)
- 設置場所(都道府県)
- 写真:
- 銘板(型番が書いてあるプレート)
- 外観全体
- 可能なら内部(ポンプ周り・凝縮器周り)
「修理するか、売って入替えるか」で迷っている段階でも大丈夫です。
修理/買取のどちらが得かを判断できるように、必要情報をいただきながら整理していきます。
まとめ
- IM-25L-1(Lタイプ)は、現場的にポンプモータが故障しやすい部位
- 交換手順は 電源OFF→上部開放→コネクタ→固定2点→引き抜き
- ただし水回り+電装なので、無理は禁物
- 営業停止リスクがあるなら、買取で現金化→入替が最短になることも多い
