
「製氷機が動いて、庫内も冷えているのに、氷だけができない。」
ある日、氷の錬金術師のLINE公式アカウントに、こんなメッセージが届きました。
機種は 大和冷機工業のDRI‑25LMV。25kgクラスのアンダーカウンター型で、小さめの飲食店やバーにちょうどいい人気機種です。
お店は東京。こちらは石川県。
距離にして約500km離れた場所からの「氷のSOS」です。
相談内容:L1赤ランプ「製氷機構点検」点灯
オーナーさんのお話を整理すると、症状はこうでした。
- 機械は動くし、庫内も冷える
- なのに 氷がほとんど作られない
- 本体下部のパネルを外すと、電送ボックス横のランプが点灯
- 表示は L1赤ランプ=「製氷機構点検」
つまり、コンプレッサーやファンは生きているけれど、
「製氷のプロセスのどこかで異常が起きている」という状態です。
さらにメッセージには、こんな一文が添えられていました。
「閉店(移転)も考えているので、高いお金で新調は考えておりません」
コロナ禍や人件費高騰が続く中、製氷機トラブル1つが、店の存続を揺るがすことも少なくありません。
だからこそ、無駄な出費は極力抑えたい——
その気持ちが痛いほど伝わってきました。
DRI‑25LMVとは?まだまだ使える25kgクラスの人気機種
DRI‑25LMVは、幅約400×奥行450×高さ800mmのコンパクトボディに、1日あたり約26〜28kgの製氷能力を備えた25kgタイプ製氷機です。
- 電源:単相100V
- 氷の形状:28×28×32mmのキューブアイス
- 小規模店舗・カフェ・バーに最適
中古市場でも10万円前後で販売されていることもあり、
「新品はちょっと厳しいけど、信頼できる中古なら欲しい」
という飲食店オーナーに根強い人気があります。
だからこそ、簡単に捨ててしまうにはもったいない一台です。
LINEでのオンライン診断:まずは現状把握から
「修理業者さんですか? 回収業者さんですか?」
お客様からの問いに、こちらは正直にお答えしました。
- 修理のアドバイスもできる
- 直らない場合は 買取・下取り もできる
- ただし石川県なので、実機を触るには送ってもらう必要がある
そのうえで、次の情報をお願いしました。
- 警報ランプの表示内容
- 天板を開けた内部の写真
しばらくして送られてきた画像には、
DRI‑25LMVの内部配線、電送ボックス周り、サービススイッチのラベルが映っていました。

ラベルにははっきりと、
L1 赤:製氷機構点検
と書かれています。
つまり、製氷皿・ポンプ・給水・排水といった「氷を作るメカ」のどこかにトラブルがあるサインです。
写真から見えた“真犯人”──水たまり部分の割れと水漏れ

送っていただいた写真を拡大して見ると、電送ボックスの手前にある 水がたまる樹脂製の部品(水皿・ウォーターパン) に、はっきりと「割れ」が見えました。
オーナーさんも、その後のメッセージでこう教えてくれました。
「水たまるところ割れてます。おそらく水漏れかと…」
DRI‑25LMVでは、この水皿部分で一度水を受け、ポンプで製氷皿にくみ上げて循環させます。
ここが割れて水が漏れると、
- ポンプが空回りする
- 必要な水位まで水が溜まらない
- センサーが「正常な製氷状態ではない」と判断
結果として L1「製氷機構点検」 が点灯し、氷が作れなくなります。
さらに水漏れは、床の腐食や他の部品の故障、最悪の場合は漏電・感電事故にもつながりかねない、危険なトラブルです。
修理か、下取りか──数字で見えてくる判断軸
水皿の割れ自体は、部品さえあれば大きな修理ではありません。
一般的に、DRI‑25LMVの水皿交換は 部品代+工賃で2〜3万円程度 が目安とされています。
しかし、今回のケースでは状況が少し違いました。
- 既に年式が古い(2000年代前半モデルが中心のシリーズ)
- 今後、別の部品も順番に故障するリスクが高い
- メーカーに問い合わせたところ、最低でも8万円〜の対応 になりそうとのこと
8万円という数字は、新品相場や中古相場と比べても、決して軽くない金額です。
そこで当店からご提案したのは、次の2つの選択肢でした。
- 下取りのみ
- 送料別で 1万円で下取り(のちに「送料はこちら負担」で調整)
- 集荷と梱包は当店手配
- 下取り+中古製氷機への入れ替え
- 同じ25kgタイプを 7〜8万円前後 でご用意
- 結果として、
「古い機械に8万円かけて修理」
よりも、
「新しめの中古機+古い機械は1万円で下取り」
の方が、総合的に得になる可能性が高い
オーナーさんは、閉店・移転の可能性も視野に入れておられたため、最終的な結論は「もう少し様子を見てから」。
それでも、
「撤去の場合・購入の場合は相談させてください」
と言っていただけたことが、何よりうれしいやり取りでした。
遠方でもできること:LINEだけでここまで分かる
今回の事例で改めて感じたのは、
写真とLINEメッセージだけでも、かなり踏み込んだ診断ができる ということです。
- エラーランプの種類
- 年式・型式
- 天板を外した内部写真
- 水漏れやサビの有無
これだけの情報があれば、「どの部位が怪しいか」「修理か買い替えか」の目安はかなり立ちます。
もちろん、実際に分解してテスターを当てなければ断定できない故障もあります。
ですが、お店の営業を続けながら、
- 「今すぐメーカー修理を呼ぶべきか」
- 「高額修理になる前に買い替えるべきか」
- 「とりあえず使いながら様子を見るか」
といった 判断の材料を増やす ことはできます。
氷の錬金術師では、
- 修理アドバイスだけ欲しい
- 下取りの査定額だけ知りたい
- 中古製氷機の在庫状況が知りたい
というご相談も、すべて同じLINEで受け付けています。
同じ症状で悩んでいる方へ:L1ランプが点いたらどうする?
大和冷機DRI‑25LMVで、
- 氷が作られない
- でも庫内は冷えている
- L1赤ランプ「製氷機構点検」が点灯している
こんな症状が出たら、次の3つを意識してみてください。
- 水漏れがないか確認する
- 本体の下や側面が濡れていないか
- 水皿(ウォーターパン)やホースにヒビがないか
- 無理に分解しない
- 電送ボックス付近は感電・漏電のリスクあり
- 目視で異常が分からなければ、それ以上は触らない
- 修理と買い替えの両方で見積もりを取る
- メーカー修理の概算金額
- 中古製氷機への入れ替え費用
- 壊れた製氷機の下取り価格
この3つを比較することで、「どこにいくら投資するのが一番ラクか」が見えてきます。
まとめ:氷が止まっても、選択肢は止まらない
- 大和冷機DRI‑25LMVが、L1赤ランプ「製氷機構点検」で製氷不能に
- LINEでのやり取り&写真から、水皿の割れによる水漏れが疑われた
- メーカー修理は最低8万円〜の見積もり
- 当店からは「1万円下取り+25kg中古機7〜8万円」の選択肢をご提案
- 遠方でも、LINE相談で「修理」「下取り」「買い替え」の判断材料を提供できる
もし今、あなたの店でもDRI‑25LMVや他メーカーの製氷機がトラブルを起こしているなら——
「とりあえずLINEで写真を送ってみる」 ところから始めてみませんか?
壊れた製氷機にも、まだ価値があります。
そして、その価値をどう活かすかを一緒に考えるのが、氷の錬金術師の役目です。
氷が止まっても、商売まで止めないために。
修理・下取り・中古入れ替え、あなたの一番ラクな選択肢を一緒に探します。
いつでも、LINEからお気軽にご相談ください。

