製氷機メンテナンスと清掃

【事例】ホシザキIM-25L-1が製氷しない|ポンプ周辺の水漏れをLINEで切り分けたケース

業務用製氷機のトラブルで多いのが、 「電源は入る」「動いている音もする」のに、氷ができない という症状です。

完全に止まっているわけではないため、原因が分かりにくく、

「冷えていないのか」 「給水していないのか」 「ポンプが動いていないのか」 「このまま修理すべきか、買い替えるべきか」

と迷いやすいトラブルです。

今回は、ホシザキ製氷機「IM-25L-1」で、氷が生成されないというLINE相談をいただいた事例をご紹介します。

最終的には、ポンプ周辺の固定外れと水漏れが疑われ、結束バンドで固定する応急対応を行ったあと、氷が生成される状態まで改善しました。

あわせて、ポンプ交換・作業修理・下取りの参考価格もご案内したケースです。

製氷機が氷を作らないと聞くと、多くの方は「冷却部分が壊れたのでは」と考えます。もちろん冷えないことが原因の場合もありますが、製氷機は冷やすだけで氷を作っているわけではありません。

製氷には、次のような動作が関わっています。

  • 給水する
  • 水を循環させる
  • 冷却部分に水を当てる
  • 氷を作る
  • 氷を落とす
  • 次の製氷サイクルへ進む

このどこかで不具合が起きると、電源が入っていても氷ができない状態になります。

今回のケースでは、冷却そのものよりも、水を循環させるポンプ周辺の不具合が疑われました。

今回ご相談いただいたのは、ホシザキ製氷機「IM-25L-1」をお使いのお客様です。

最初にいただいたご相談は、次のような内容でした。

ホシザキ製氷機 IM-25L-1が氷の生成がされないです。 電源を入れて動くは動きます。

この時点で分かるのは、完全に電源が入らないトラブルではないということです。

ただし、「動く」といっても、製氷機のどの部品が動いているかによって原因は変わります。

そこで、LINE上で順番に確認していくことになりました。

まずは、正面上部の長方形パネルを外していただきました。

ホシザキのIM-25L-1では、上部パネルを外すことで、内部の動作を確認しやすくなります。

お客様にパネルを外していただいたうえで、電源を入れ直して確認していただきました。

このとき、特に確認したのは次の3点です。

  • アクチュエーターが動くか
  • 給水されるか
  • ポンプモーターが動くか

製氷機のトラブルでは、いきなり部品交換を考えるよりも、まず「どの工程まで動いているか」を見ることが大切です。

確認の結果、アクチュエーターは動いていました。

アクチュエーターが動くと、バネがついている黄色い樹脂パーツが上昇します。

お客様にも確認していただいたところ、

上昇はしました。

とのことでした。

次に給水の有無を確認すると、

はい、しました。

とご回答いただきました。

つまり、この時点では、

  • 電源は入る
  • アクチュエーターは動く
  • 給水もしている

という状態です。

ここまで確認できると、次に疑うべきは「水が正しく循環しているか」です。

次に確認したのは、給水された水を循環させるポンプモーターです。

お客様には、黒または緑色の円筒状のモーターが動いているかを確認していただきました。

このポンプが正常に動いていれば、水が噴出し、製氷部分に水が循環します。

しかし、お客様からは次のようなご報告がありました。

モーターは動いています。 ただ、下に無理やり下げても水が噴出しないです。

ここで、ポンプそのものが完全に止まっているというより、ポンプ周辺の固定や接続に問題がある可能性が出てきました。

写真を確認すると、ポンプ周辺で水漏れしている可能性がありました。

特に気になったのが、黒いビニールテープが巻かれているような箇所です。

そこで、

黒いテープが巻いてあるところが割れて、水漏れしていませんか?

と確認しました。

お客様に詳しく見ていただいたところ、かなり水が漏れていることが分かりました。

その後の写真や動画では、ポンプまわりに水が流れており、部品周辺のサビや汚れも確認できました。

この状態では、本来ポンプで循環するはずの水が、別の場所から漏れてしまい、製氷部分に十分に回っていない可能性があります。

さらに確認すると、ポンプを固定しているステー部分がサビて欠損している可能性がありました。

ポンプが本来の位置から外れていると、ホースや接続部がうまく合わず、水漏れにつながることがあります。

そのため、今回は応急的に次のような対応をご案内しました。

  • ポンプを正しい位置に戻す
  • ゴムホースとポンプの接続を確認する
  • 長い結束バンド(インシュロック)でポンプを固定する
  • 長さが足りない場合は2本つなげて使う
  • 水漏れしないか確認する

結束バンドはホームセンターなどで購入できます。本来は純正部品や正しい固定具で修理するのが理想ですが、まず動くか確認したいケースもあるため、今回はお客様ご自身で対応できそうだったことから、ポンプを取り付け直し、結束バンドで固定する方法をご案内しました。

その後、お客様から次のようなご連絡がありました。

ホースを結束バンドで固定しましたけど、氷が作れてないです。

さらに、

電源を入れた時は動いたんですけど、その後が動かないです。

とのことでした。

この状態では、ポンプの固定外れだけでなく、ポンプモーター自体が弱っている、または途中で動作しなくなっている可能性もあります。

そこで、ポンプ交換の可能性もご案内しました。

この時点で、お客様には複数の選択肢をご案内しました。大きく「修理して使い続ける(費用を支払う)」方向と、「故障品として手放す(下取り金額を受け取る)」方向に分かれます。

▼修理して使い続ける場合(お客様が支払う費用)

選択肢今回の参考費用内容
ポンプ部品のみ購入し、ご自身で交換お支払い 20,000円程度送料込みのポンプ部品代
本体を送って修理作業まで依頼お支払い 35,000円程度部品代+作業工賃込みの目安

▼修理せず手放す場合(お客様が受け取る金額)

選択肢今回の参考金額内容
故障品として下取り受け取り 20,000円程度送料条件を確認のうえ下取り

※あくまで今回の事例における参考価格です。実際の金額は型式・状態・部品在庫・送料・作業内容によって変わるため、最新の費用はお問い合わせ時にご確認ください。

今回も、修理・部品交換・下取りの選択肢を並べてご検討いただく流れとなりました。

その後、お客様から改めて状況を確認したところ、

今のところは問題なく氷が生成されています。

とご連絡をいただきました。

最終的には、ポンプ固定や接続状態の見直しによって水の循環が改善し、製氷できる状態になったと考えられます。すぐに部品交換や買い替えに進まず、LINEで順番に動作を確認したことで、現場で改善できる可能性を探ることができました。

ただし、応急対応で一時的に改善しても、ポンプモーターや固定部品が弱っている場合は再発する可能性があります。同じ症状が出る場合は、部品交換や本格修理を検討してください。

ホシザキIM-25L-1で「動くのに氷ができない」ときは、次のような順番で確認すると原因を切り分けやすくなります。

確認項目見るポイント
電源電源が入るか、動作音がするか
アクチュエーター黄色い樹脂部品が上昇するか
給水水が入ってくるか
ポンプモーター黒または緑色の円筒状モーターが動くか
水の噴出ポンプ作動時に水が噴出するか
水漏れホース接続部やポンプ周辺から漏れていないか
固定状態ポンプが本来の位置で固定されているか
氷の生成応急対応後に氷が作られるか

特に、ポンプモーターが動いているように見えても、水が噴出していない場合は、ポンプ本体・接続ホース・固定部品・水漏れを確認する価値があります。

水漏れを放置すると電装部品や周辺部品に影響する可能性もあるため、濡れている箇所がある場合は、無理に長時間運転せず、写真や動画を撮って相談するのがおすすめです。

今回のように、結束バンドでポンプを固定する応急対応は、状況によっては有効な場合があります。

ただし、誰にでもおすすめできる作業ではありません。

作業する場合は、次の点に注意してください。

  • 必ず電源を切ってから作業する
  • 水漏れがある場合は無理に通電しない
  • 電装部品に水がかかっていないか確認する
  • 手が届きにくい場所を無理に触らない
  • 固定しても水漏れが続く場合は使用を止める
  • 不安がある場合は専門業者に相談する

業務用製氷機は、水と電気を使う設備です。

「少し触れば直りそう」と思っても、無理な作業は故障や事故につながる可能性があります。

安全にできる範囲で確認し、難しい場合は専門業者や販売元に相談してください。

今回のように、部品交換の可能性が出てきたときは、修理するか、下取りに出すか、買い替えるかで迷うことがあります。

判断の目安は次の通りです。

状態検討したい選択肢
固定不良だけで改善する応急対応後、様子を見る
ポンプ交換で改善しそう部品交換・修理
サビや水漏れが広い範囲にある本格修理または買い替え
修理費が高くなりそう買い替え+旧機の下取り
古い機種で今後も不安買取査定・買い替え検討
動かないが部品価値がある故障品として下取り相談

大切なのは、いきなり処分と決めつけないことです。

製氷できない状態でも、部品交換で改善する場合があります。 また、修理しない場合でも、故障品として下取り対象になることがあります。

製氷機が氷を作らない、水漏れしている、ポンプが動かないなどの症状がある場合は、次の情報を送っていただくと確認しやすくなります。

  • 製氷機全体の写真
  • 型式ラベルの写真
  • 電源を入れたときの動画
  • 内部の水の流れが分かる動画
  • 水漏れしている箇所の写真
  • ポンプ周辺の写真
  • いつから症状が出ているか
  • 給水しているか
  • 氷が少しでもできるか
  • 異音があるか
  • 修理希望か、買取希望か、買い替え相談か

今回のように、内部の写真や動画があると、かなり原因を切り分けやすくなります。

分からない場合は、「どこを撮ればいいか」からご案内できます。

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よくある質問

ホシザキIM-25L-1が動くのに氷を作りません。原因は何ですか?

原因は複数あります。冷却不良、給水不良、ポンプモーターの不具合、ホース外れ、水漏れ、アクチュエーター不良などが考えられます。電源が入る場合でも、どの工程で止まっているかを確認することが大切です。

ポンプモーターが動いているのに水が噴出しない場合は何を確認すべきですか?

ポンプとホースの接続、ポンプの固定状態、水漏れ、ポンプ本体の弱りを確認します。固定が外れていると、本来循環する水が漏れてしまい、製氷できない場合があります。

結束バンドで固定しても大丈夫ですか?

応急対応として有効な場合はありますが、あくまで一時的な対応です。水漏れが続く場合や、ポンプの動作が安定しない場合は、部品交換や本格修理を検討してください。

ポンプ交換はいくらくらいかかりますか?

いずれもお客様がお支払いになる修理費用です。今回の事例では、ポンプ部品をご自身で交換する場合の参考価格として20,000円程度(送料込みの部品代)をご案内しました。本体を送って作業まで依頼する場合は、部品代+工賃で35,000円程度を目安としてご案内しています。ただし、型式・状態・部品在庫・送料・作業範囲により変動するため、最新の金額はお問い合わせ時にご確認ください。

修理せずに下取りしてもらうことはできますか?

はい。こちらは修理費用とは逆に、お客様が下取り金額を受け取る形です。状態や型式によりますが、故障品でも下取り対象になる場合があります。今回の事例では、参考としてお客様が20,000円程度を受け取る下取りもご案内しました。実際の査定額は状態・地域・送料・需要によって変わります。

写真だけで相談できますか?

はい。製氷機全体、型式ラベル、内部の水漏れ箇所、ポンプ周辺の写真を送っていただければ、確認しやすくなります。動画があると、さらに状態を判断しやすくなります。

今回は、ホシザキ製氷機「IM-25L-1」が動くのに氷を作らないというLINE相談事例をご紹介しました。

確認を進めたところ、アクチュエーターと給水は動いていたものの、ポンプ周辺の固定外れと水漏れが疑われる状態でした。

結束バンドで固定する応急対応を行い、その後は問題なく氷が生成される状態まで改善しました。

製氷機が氷を作らないとき、原因は冷却不良だけとは限りません。

給水、ポンプ、ホース、固定部品、水漏れなど、さまざまな要素が関係します。

「動いているのに氷ができない」 「ポンプ周辺から水が漏れている」 「修理するか、買い替えるか迷っている」 「故障品として下取りできるか知りたい」

そんなときは、処分を決める前に、まずLINEで状態をお送りください。

ホシザキ製氷機が動くのに氷ができない。 水は入るのに製氷されない。 ポンプ周辺から水漏れしている。 修理か、買い替えか、下取りか迷っている。

そんなときは、まずLINEで製氷機の状態をお送りください。

LINEでは、下記をそのままコピーして送っていただければ大丈夫です。

製氷機の相談です。 メーカー: 型式: 症状: 設置場所:1階/2階以上 相談内容:修理相談/買取査定/処分相談/買い替え相談

あわせて、製氷機全体の写真、型式ラベルの写真、水漏れ箇所やポンプ周辺の写真を送っていただけると確認がスムーズです。 動画があれば、より状態を判断しやすくなります。

状態を確認したうえで、修理できる可能性、部品交換の目安、下取り・買取査定の可能性まで含めてご案内します。

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